男子はG.メディーナ、女子はS.フィッツギボンズが優勝 CT第5戦

ワールドサーフリーグ(WSL)の男女チャンピオンシップツアー(CT)第5戦、ロットネスト・サーチのファイナルが25日にオーストラリアの西オーストラリア州ロットネストアイランドで行われた。男子ではガブリエル・メディーナ(ブラジル)が、女子ではサリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)がそれぞれ優勝した。これで4月から4戦行われてきたオーストラリアレグは終了。次戦は、サーフランチ・プロが6月18日からカリフォルニア州リムーアで開催される。

ROTTNEST ISLAND, AUS – MAY 25: Two-time WSL Champion Gabriel Medina of Brazil surfing in Semifinal 2 of the Rip Curl Rottnest Search presented by Corona on MAY 25, 2021 in Rottnest Island, WA, Australia. (Photo by Matt Dunbar/World Surf League via Getty Images)

男子のファイナルは、ランキング1位のメディーナとCT新人モーガン・シビリック(オーストラリア)が対戦。メディーナは自身3本目に7.00をマークするとすかさず4本目にも8.50のエクセレントをスコア。計15.50として、わずか3本の波しか乗れず計7.87ポイントを伸ばせなかったシビリックを圧倒した。今季5戦中4戦でファイナルに駒を進めたブラジリアンは、ランキング1位をキープしただけでなく、ランキング上位5人までが参戦できるWSLファイナルへの出場権もほぼ手中に収めた。

今季2勝目のメディーナは「オーストラリアの中でも、ここロットネストは好きな場所。ここは特別な場所で、私にとってとても楽しいイベントだった。厳しいヒートを乗り越え、自分のやりたいようにやって勝てて良かった」と喜びの声を発した 。

ROTTNEST ISLAND, AUS – MAY 25: Sally Fitzgibbons (AUS) surfing in Semifinal 1 of the Rip Curl Rottnest Search presented by Corona on MAY 25, 2021 in Rottnest Island, WA, Australia. (Photo by Matt Dunbar/World Surf League via Getty Images)

対する女子決勝は、準決勝でタイラー・ライト(オーストラリア)、カリッサ・ムーアとともに元世界女王を破ったフィッツギボンズとジョアン・ディフェイ(フランス)の顔合わせ。ハイレベルな争いの中、フィッツギボンズが計15.24で同11.24のディフェイを上回り、CT12勝目を挙げた。2010年から3年連続ランキング2位とクイーンの座をあと一歩のところで逃してきたフィッツギボンズは、この日の勝利でムーアに次ぐランキング2位に浮上。WSLファイナルへの出場が視野に入り、悲願の女王の座も夢ではなくなってきた。

フィッツギボンズは、「勝者の舞台に戻ってきてとても気分がいい」と2年ぶりの勝利に喜びのコメント。 さらに「年末にファイナル5に入るという目標を設定しましたが、いくつかのイベントでその外に出ていたので、その仕事に対して報われるのは素晴らしいこと。自分自身にあらゆる機会を与えれば、時々うまくいって、勝利を収めることができるもの」と続け、新設されたイベントへの出場に夢を馳せていた。

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