日本勢は男子が大原の25位、女子は都筑と都築の17位が最高 CS第1戦

現地9日に開幕していたワールドサーフリーグ(WSL)のチャレンジャーシリーズ(CS)第1戦、ブーストモバイル・ゴールドコースト・プロ。全6戦で争われる来季のチャンピオンシップツアー(CT)出場権を巡る戦いに日本勢も出場したが、男子は大原洋人の25位、女子は都筑有夢路と都築虹帆の17位が最高だった。なお、男子はサミュエル・プポ(ブラジル)が、女子はインディア・ロビンソンが優勝した。

GOLD COAST, QUEENSLAND, AUSTRALIA – MAY 13: Samuel Pupo of Brazil and India Robinson of Australia after winning the Final at the Boost Mobile Gold Coast Pro on May 13, 2023 at Gold Coast, Queensland, Australia. (Photo by Cait Miers/World Surf League)

日本人出場選手は、男子がクオリファイングシリーズ(QS)ランキングのアジア3位だった田中大貴とワイルドカード枠で出場権を得た大原の2人。女子は、QSランキングのアジアトップ3だった野中美波、都築虹帆、松岡亜音に加えてワイルドカード枠の都筑とオーストラリアシリーズ2戦に出場する脇田紗良の計5人。

大原と田中はラウンド80から出場すると、ヒート1の大原が計14.33をマークして1位通過。さらにラウンド64でもその勢いを持続した大原は、トップでラウンドアップした。しかし、今大会で決勝に駒を進めたイマイカラニ・デヴォルト(ハワイ)らと同組だったラウンド32ではヒート内4位に終わり25位で大会を終えることになった。なお、田中はラウンド80で姿を消し、73位だった。

一方の女子は、1回戦にあたるラウンド48で野中と都築がヒート4で同組となった。都築は2位で通過するも、野中は惜しくも3位で次のラウンドへ進めず33位でフィニッシュした。続くヒート5では脇田が3位となり、野中と同じく33位で大会を終えた。

GOLD COAST, QUEENSLAND, AUSTRALIA – MAY 9: Nanaho Tsuzuki of Japan surfs in Heat 4 of the Round of 48 at the Boost Mobile Gold Coast Pro on May 9, 2023 at Gold Coast, Queensland, Australia. (Photo by Cait Miers/World Surf League)

ラウンド32から登場した都筑は、CTでミッドシーズンカットされ今大会で3位に入った実力派のサリー・フィッツギボンズらと同組だったが、残念ながら3位に終わり次のラウンドへ駒を進めることができず。ヒート3の都築もヒート内3位で都筑と同じく17位でフィニッシュした。

CS第2戦のGWM・シドニー・サーフ・プロは、現地17日に開催。来季CTへの出場権は、CSランキングの男子上位10名、女子5名がシーズン終了時に得る。初戦を終えたところで、プポとロビンソンがトップに立ち、上位にはデヴォルト、フィッツギボンズといったCT経験者のほかに、クロスビー・コラピント(アメリカ)やソウイヤー・リンドブラッド(アメリカ)といった若手が混在している。まだ開幕戦を終えたばかりなので、残り5戦の日本勢の活躍に注目したい。

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