現地9日に開幕していたワールドサーフリーグ(WSL)のチャレンジャーシリーズ(CS)第1戦、ブーストモバイル・ゴールドコースト・プロ。全6戦で争われる来季のチャンピオンシップツアー(CT)出場権を巡る戦いに日本勢も出場したが、男子は大原洋人の25位、女子は都筑有夢路と都築虹帆の17位が最高だった。なお、男子はサミュエル・プポ(ブラジル)が、女子はインディア・ロビンソンが優勝した。
日本人出場選手は、男子がクオリファイングシリーズ(QS)ランキングのアジア3位だった田中大貴とワイルドカード枠で出場権を得た大原の2人。女子は、QSランキングのアジアトップ3だった野中美波、都築虹帆、松岡亜音に加えてワイルドカード枠の都筑とオーストラリアシリーズ2戦に出場する脇田紗良の計5人。
大原と田中はラウンド80から出場すると、ヒート1の大原が計14.33をマークして1位通過。さらにラウンド64でもその勢いを持続した大原は、トップでラウンドアップした。しかし、今大会で決勝に駒を進めたイマイカラニ・デヴォルト(ハワイ)らと同組だったラウンド32ではヒート内4位に終わり25位で大会を終えることになった。なお、田中はラウンド80で姿を消し、73位だった。
一方の女子は、1回戦にあたるラウンド48で野中と都築がヒート4で同組となった。都築は2位で通過するも、野中は惜しくも3位で次のラウンドへ進めず33位でフィニッシュした。続くヒート5では脇田が3位となり、野中と同じく33位で大会を終えた。
ラウンド32から登場した都筑は、CTでミッドシーズンカットされ今大会で3位に入った実力派のサリー・フィッツギボンズらと同組だったが、残念ながら3位に終わり次のラウンドへ駒を進めることができず。ヒート3の都築もヒート内3位で都筑と同じく17位でフィニッシュした。
CS第2戦のGWM・シドニー・サーフ・プロは、現地17日に開催。来季CTへの出場権は、CSランキングの男子上位10名、女子5名がシーズン終了時に得る。初戦を終えたところで、プポとロビンソンがトップに立ち、上位にはデヴォルト、フィッツギボンズといったCT経験者のほかに、クロスビー・コラピント(アメリカ)やソウイヤー・リンドブラッド(アメリカ)といった若手が混在している。まだ開幕戦を終えたばかりなので、残り5戦の日本勢の活躍に注目したい。