9月と10月に開催
特別イベント「オーストラリアン・グランドスラム・オープン」をWSLが発表

ワールドサーフリーグ(WSL)は21日、サーフィン特別イベントとして、「オーストラリアン・グランドスラム・オープン」を9月と10月に開催すると発表した。 

同イベントは、WSLチャンピオンシップツアー(CT)に出場するオーストラリアのトッププロらが参加して、クイーンズランドとウエスタンオーストラリアで行われる。9月と10月の各イベントはそれぞれ2日間かけて行われ、WSLのディレクターはより良いコンディションで大会を開催することができる。なお、各イベントはシリーズで開催され、男女の勝者には各20,000豪ドル(約150万円)が送られ、勝者は賞金をチャリティに選択することもできる。両イベントは、WSLのプラットフォームとWSLのパートナー業者を通じて生放送される。 

7度のWSL女王に輝いた実績があるステファニー・ギルモア(オーストラリア)は、2020年初めて競技ジャージにそでを通すことを楽しみにしている。 

「今年は長くて予期しない休みがあったけど、ついに大会に出られることを素晴らしく思います。オーストラリア女子サーファーのたくさん印象的なサーフィンを見ています。それは、家とソーシャルメディ両方の観点から。なので、再びお互いにチャレンジできることはうれしいです。このようなイベントを開催することは今まで以上に厳しい状況です。特にサーフィンのようなグローバルなスポーツでは。ハードワークで各所を調整してもらったWSLには頭が下がります」。 

一連の大会には、男女各12名の計24人が出場する。フォーマットは、それぞれのディビジョンごとに1対1のヒート形式。それぞれの開催地ではすでに11人の男子CT選手、8人の女性CT選手がスタンバイしており、残りの枠には2019年で最もランキングが高かったノンクオリファイのオーストラリア人サーファーと今後選出されるワイルドカードサーファーに割り当てられる。 

WSLのアジアパシフィックGMを務めるアンドリュー・スターク氏は、「オーストラリアン・グランドスラムは、我々のファン、サーファー、パートナー全員にとって、2020年にサーフィンを取り戻すためのとても大きなステップです。世界中が直面している究極のチャレンジングな状況は、柔軟性と機敏を要するものです。そして、我々は、2020年に海へサーフィン大会を復活させることを考えるすべてのステークホルダーにとって最良のオプションを供給していると信じています。このイベントを実現するために協力してくれたパートナーに感謝の意を述べます」とコメントした。