I.フェレイラとC.ムーアが圧巻の優勝 CT第2戦ニューキャッスル・カップ

  • 4月 10, 2021
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オーストラリアニューサウスウェールズ州で開催されているワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)第2戦ニューキャッスル・カップは現地10日、男女ともにファイナルが行われ、男子はイタロー・フェレイラ(ブラジル)が、女子はカリッサ・ムーア(ハワイ)がそれぞれ優勝した。

NEWCASTLE, AUS – APRIL 10: WSL Champion Italo Ferreira of Brazil in Heat 3 of Quarterfinals of the Rip Curl Newcastle Cup presented by Corona on April 10, 2021 in Newcastle, Australia. (Photo by Matt Dunbar/World Surf League via Getty Images)

男子の決勝は、フェレイラとガブリエル・メディーナのブラジル対決。東京五輪暫定ブラジル代表同士のヒートは、ハイレベルな一戦となった。まず、準決勝で驚愕のエアリバースを決めてほぼ満点に近い9.70を叩き出したメディーナが、決勝でもその好調を維持して8.60のエクセレントスコアをマーク。すると、フェレイラも7.17のグッドスコアを出して応戦する。その後メディーナがポイントを伸ばすのに苦戦する中、フェレイラは7.77のグッドスコアで計14.94にスコアを伸ばし、追いすがるメディーナを振り切った。

NEWCASTLE, AUS – APRIL 10: Two-time WSL Champion Gabriel Medina of Brazil surfing in Heat 1 of Semifinals of the Rip Curl Newcastle Cup presented by Corona on April 10, 2021 in Newcastle, Australia. (Photo by Matt Dunbar/World Surf League via Getty Images)

ラウンド16で姿を消したジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)を抜いて、ランキング1位の証であるイエロージャージを手にしたフェレイラは、「この地で素晴らしい時間を過ごし、とても良いイベントだった。ガブリエル(メディーナ)と一緒に戦うのが大好き。彼は機械のように正確で、私を強く押してくれるので、彼と戦うことはいつも楽しい。私は現段階でナンバーワンだが、それは問題ではない。トレッセルでのリップカールWSLファイナルに出られれば、そこでタイトルを狙う」と今季から新設されたファイナルに視線を向けていた。

NEWCASTLE, AUS – APRIL 10: Four-time WSL Champion Carissa Moore of Hawaii surfing in Heat 3 of the Semifinals of the Rip Curl Newcastle Cup presented by Corona on April 10, 2021 in Newcastle, Australia. (Photo by Cait Miers/World Surf League via Getty Images)

一方、女子ファイナルは、ムーアとイザベラ・ニコルズ(オーストラリア)がマッチアップ。世界女王4度のムーアは、自身2本目の波で9.50のエクセレントスコアをマーク。さらにバックアップでも6.23を追加して計15.73に伸ばし、計8.34とスコアが伸び悩んだCTルーキーのニコルズを退けた。この結果ムーアは、ラウンド16で敗れていたタイラー・ライト(オーストラリア)に代わりランキング1位に浮上した。

2戦目で今季初勝利を挙げたムーアは、「この勝利を家族、特に祖母に捧げます。オーストラリアに来る直前に亡くなったので、これは彼女のためのものです。最終的に表彰台の一番上に立っていることは驚きです。本当に期待していませんでした。イザベラ(ニコルズ)との決勝戦は本当に楽しかったです。彼女のルーキーシーズンでの素晴らしい結果を祝福したいと思います。次のイベントも楽しみにしています」と話していた。

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