ワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)第2戦、ハーレー・プロ・サンセットビーチが日本時間17日にハワイ州オアフ島のサンセットビーチで男子のラウンド32と同16を実施。日本の五十嵐カノアが両ラウンドとも勝ち上がり、開幕戦に続きクオーターファイナルへ駒を進めた。なおCT第2戦は、上位シード勢が続々と敗れる波乱の展開となっている。
ラウンド32ヒート16でイマイカラニ・デボウルト(ハワイ)と対戦した五十嵐。計11.04ながら順当にこのラウンドを勝ち上がると、次のラウンドで圧巻のパフォーマンスを見せた。およそ2時間30分後のラウンド16ヒート8でジャドソン・アンドレ(ブラジル)とマッチアップした五十嵐は、自身6本目の波で華麗なレイバックターンからチューブライディングを繰り出し、ジャッジの一人が10点満点をつけるなどほぼパーフェクトに近い9.77をマーク。この日のシングルウェーブ最高スコアを記録した五十嵐は、バックアップも6.33の計16.10で準々決勝へ勝ち名乗りを上げた。
なお、開幕戦を制した世界王者11度のケリー・スレイターは、ラウンド32でインターフェアの反則を取られ敗退。その他にも、世界を2度制した東京五輪アメリカ代表のジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)、東京五輪金メダリストのイタロー・フェレイラ(ブラジル)、昨季CT2位のフィリペ・トレド(ブラジル)、同4位で東京五輪アメリカ代表のコロヘ・アンディーノもベスト8を前に姿を消した。
ネクストコールの予定は、日本時間18日午前2時50分。