ワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)第2戦、ハーレー・プロ・サンセットビーチは日本時間19日が男女ともに最終日。ハワイ州オアフ島のサンセットビーチで争われたイベントは、五十嵐カノアが決勝まで駒を進めるもバロン・マミヤ(ハワイ)に敗れて準優勝。惜しくも3シーズンぶりの優勝とはならなかった。一方の女子は、東京五輪コスタリカ代表のブリサ・ヘネシーがうれしいCT初優勝を決めた。
準々決勝でエクセレントを連発してジャック・ロビンソン(オーストラリア)を撃破すると、準決勝でもイーサン・ユーイング(オーストラリア)相手に9.03のエクセレントを出すなど計16.20をマークして決勝に駒を進めた五十嵐。自身3度目のCT決勝進出となった東京五輪銀メダリストは、CT決勝に初めて進んだ代替出場のマミヤと対戦すると、なかなか思うような波をゲットできず計12.33止まり。エクセレントをそろえて計17.00を記録した22歳の新鋭に屈して、2019年シーズンのCT第3戦コロナ・バリ・プロテクテッド以来の優勝を逃した。それでも、CTランキングは、優勝したマミヤに次ぐ2位に浮上した。
一方、女子のファイナルはヘネシーとマリア・マニュエル(ハワイ)がマッチアップ。中盤までCTファイナル出場7度目のマヌエルがリードするも、終盤にヘネシーが逆転してコスタリカ出身の選手としては初のCT優勝を飾った。