ワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)第1戦、ビラボン・プロ・パイプラインがハワイ州オアフ島のバンザイパイプラインで実施され、男子はジャック・ロビンソン(オーストラリア)が、女子はカリッサ・ムーア(ハワイ)が開幕戦を制した。
現地1日に男子で開幕した本大会は、その後デイオフの日が続いたが、8日にファイナルが行われた。男子の決勝は、クオーターファイナルでジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)を下して勝ち上がってきたロビンソンとチャレンジャーシリーズ(CS)を制してCT枠を勝ち取ったレオナルド・フィオラバンティ(イタリア)が対決。お互いに思うように得点を伸ばせなかったが、ロビンソンが計9.17ポイントで計7.47のフィオラバンティを破って、昨季CTランキング3位の実力を見せつけた。
一方の女子ファイナルは、30歳のムーアと28歳のタイラー・ライト(オーストラリア)によるベテラン対決となった。最後まで勝負の行方が分からない展開となった一戦は、ムーアが残り3分を切ったところで逆転に成功。ライトも残り30秒を切って逆転の望みをかけた波をつかんだが、思うようにメイクできず、ムーアが逃げ切りに成功した。
なお、昨季はWSLファイナルに進み、今季に悲願のWSLファイナル制覇を目指す五十嵐カノアは、1回戦で敗れた後に敗者復活ラウンドを勝ち上がるも、ラウンド32でジョアン・チアンカ(ブラジル)に敗れて17位でフィニッシュした。