ワールドサーフリーグ(WSL)のチャレンジャーシリーズ(CS)第1戦USオープンの3日目が現地22日に米国カリフォルニア州のハンティントンビーチで行われ、女子はラウンド64の残り6ヒート、男子はラウンド48の8ヒートが実施された。女子では、東京五輪銅メダリストの都筑有夢路、脇田紗良、松田詩野がラウンドアップ。男子も、村上舜と大原洋人が勝ち上がった。
女子1回戦のヒート13で、今季のチャンピオンシップツアー(CT)第5戦で下したコートニー・コンローグ(アメリカ)らと同組だった都筑。計6.63とスコアが伸び悩み、今シーズンCTランク9位のコンローグに1位を譲ったものの、きっちりと2位に入り次のラウンドへ駒を進めた。
松田は、ヒート15で計12.93をマークし、同組のCTサーファーのブリサ・ヘネシー(コスタリカ)を下す金星で1位通過。ヒート11に登場した脇田は、今季は故障に悩まされるも2018年にはCTランク2位の実績があるレイキー・ピーターソン(アメリカ)を上回る計9.40を記録して、ケイトリン・シマーズ(アメリカ)とともに勝ち上がりを決めた。
一方、男子の村上は、男子2回戦のヒート1で東京五輪フランス代表のミシェル・ブレ、今季CT第7戦を制したジャック・ロビンソン(オーストラリア)ら強豪と同組。厳しいヒートが予想されたが、CTサーファー2人を抑える計12.64で見事1位通過を決めた。
ヒート4の大原は、終盤まで3位で次のラウンド進出に暗雲立ち込めるも、最後に5.93をマークしてスコアを計11.50まで伸ばし、計12.77だった35歳のパトリック・グダウスカス(アメリカ)とともにラウンド24へ進んだ。
ネクストコールは、現地23日8時(日本時間23日0時)。男子ラウンド48の9ヒートからスタートして、ヒート12に五十嵐カノアが登場する。