ワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)第5戦、マーガレットリバー・プロの男子オープニングラウンドが日本時間29日にオーストラリアのマーガレットリバーで開幕。日本の五十嵐カノアは1位通過で勝ち上がりラウンドアップした。
第4戦を17位でフィニッシュして世界ランキング1位の座を明け渡すも、2位につけている五十嵐。オープニングラウンドでは、昨季を自己最高の4位でフィニッシュしたコナー・コフィン(アメリカ)、CT初出場のベン・スペンス(オーストラリア)とヒート5でマッチアップした。ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)に「エネルギーに満ち溢れ、とてもチャレンジング」と言わしめるほど困難なコンディションの中、すでにミッドシーズンカットを逃れている五十嵐は6.33と6.77の計13.10をマークして1位となり、ラウンド32へ駒を進めた。
なお、今大会はミッドシーズンカット前のラストイベント。22位からがカットラインとなるため、当落線上の選手たちにとっては必死の戦いとなった。21位のルカ・メシナス(ペルー)とイジキール・ラウ(ハワイ)、23位のコフィンとオーウェン・ライト(オーストラリア)、25位のレオナルド・フィオラバンティ(イタリア)とジョアン・シアンカ(ブラジル)はラウンド32へ歩を進めた一方で、フィオラバンティらと並んで25位のフレデリコ・モライス(ポルトガル)はエリミネーションラウンドに回ることになり、崖っぷちに立たされた。