ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)第7戦、コロナ・オープン・メキシコが現地10日、メキシコのオアハカで開幕。東京五輪銀メダリストの五十嵐カノアは、初日の1回戦ヒート1で3位となりエリミネーションラウンドに回ると、同11日に行われた敗者復活戦ではヒート1で2位となりラウンド32へ駒を進めた。
東京五輪では、決勝でイタロー・フェレイラに敗れるも、タフなコンディションの中アグレッシブなライディングで2位となった五十嵐。その余勢を駆ってCT第7戦に挑んだが、1回戦で東京五輪米国代表のコロヘ・アンディーノ、世界王者11度のケリー・スレイターとヒート1で相まみえるも、残念ながら3位で敗者復活戦へ。しかし、ピーターソン・クリサント(ブラジル)、ディエゴ・カデナ(メキシコ)とヒート1で戦ったエリミネーションラウンドでは、思うような波をつかめないながらも計13.66をマークして計14.33のクリサントとともに勝ち上がりを決めた。
東京五輪で男子金メダルのイタロー・フェレイラ(ブラジル)、同銅メダルのオーウェン・ライト(オーストラリア)、女子金メダルのカリッサ・ムーア(アメリカ)は順当に勝ち上がっている。なお、女子銅メダルの都筑有夢路、同銀メダルのビアンカ・ブイテンダグ(南アフリカ)は今大会に出場していない。