歴史的金メダル1号はI.フェレイラとC.ムーア CTサーファーが東京五輪に感動

東京五輪のサーフィン競技が千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)で25日から3日間にわたって行われ、男子ではブラジル代表のイタロー・フェレイラが、女子ではアメリカ代表のカリッサ・ムーアがそれぞれ金メダルに輝いた。また、日本代表の五十嵐カノアが銀メダル、都筑有夢路も銅メダルを手にして日本のファンに感動を与えた。大会は台風8号の接近が影響して厳しいコンディションとなったが、東京五輪から採用された新競技に出場したワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)サーファーはSNSで歴史的イベントについて心境をつづった。

歴史的金メダリストとなったフェレイラの公式チャンネルは、表彰式の模様を投稿。銀メダルの五十嵐、銅メダルのオーウェン・ウィルソンと仲良く並んでの3ショットは、五輪らしい世界平和を象徴する一枚だ。

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栄えあるサーフィン金メダル1号のムーアは、インスタグラムで「朝起きて確認したけど夢じゃなかった。この夢を現実にするために多くの人が大きな役割をした。大会に関わったすべてのアスリートを誇りに思う」と投稿した。

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さらに、「このような規模のイベントはどんどん大きくなっていくと感じた」とコメント。「今までサーフィンを見たことないような多くの人たちとこのスポーツを共有できたことはとても特別だった。ハワイアンとして、五輪でサーフィンを行うというデューク・カハナモクの夢が実現したことに立ち会えたことは本当に格別。五輪レベルでサーフィンが認識されたことは素晴らしい」と、サーフィンが多くの人に知ってもらえたことに感無量だった。

また、男子ゴールドメダリストのフェレイラは、表彰台から歓喜のバク宙を披露する動画を投稿した。

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日本のエースとして銀メダルを獲得した五十嵐は、首から下げた銀メダルを誇らしげに見せる動画を投稿して、14万人ほどのいいねがついていた。

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銅メダルに輝いた都筑も表彰式の写真を投稿。約1.2万人が反応した。

千葉県一宮町出身の大原洋人は、地元の期待を一身に背負う中、そのプレッシャーをはねのけ5位と大健闘。自身は結果に満足しなかったが、インスタグラムで周囲の感謝にサポートしつつ、チームメイトの五十嵐と都筑のメダル獲得を祝福し、次の五輪を見据えていた。

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「3日間応援ありがとうございました。望んでいた結果ではなかったですけど、サポートしてくださった方々のおかげでこの場に立つことができました。結果を受け止めて、CTクオリファイに向けてまた一から準備していきます。これからも応援よろしくお願いします。カノアとアムちゃん本当におめでとう!君たちのメダルをとる瞬間を生で見れて本当に感動しました!次は一緒にメダル取ろうね」。

ラウンド3で南アフリカ女子代表の銀メダリスト、ビアンカ・ブイテンダグにまさかの敗戦を喫したオーストラリア女子代表ステファニー・ギルモアは、会場となった釣ヶ崎海岸で虹をバックに撮影した写真とともに投稿。早期敗退に傷心だったが、初の五輪経験は忘れられないものになったことを明かしていた。

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さらに、オーストラリア男子代表のジュリアン・ウィルソンも「東京五輪に出場できたことは素晴らしかった!サポートありがとう」と周囲に感謝の意を述べていた。

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2024年のパリ五輪もサーフィン競技は引き続き行われることが予定されている。会場となるのは、タヒチのチョープー。東京五輪のサーフィン競技は、出場したCTサーファーたちにとって大盛況のうちに幕を閉じたばかりだが、大原のように多くのサーファーがすでに次の五輪を見据えて準備を始めている。