オーストラリア時間6日に男子の、同7日に女子のワールドサーフリーグ(WSL)クオリファイングシリーズ(QS)セントラル・コースト・プロ決勝が行われ、マット・バンティングとモリー・ピックラムがそれぞれ優勝した。今季初戦のQS3000は、最終日に4~10フィートの波が上がるコンディションに恵まれ、各サーファーが高得点をたたき出した。
QS開幕戦のグレイト・レイクス・プロを制したピックラムは、ファイナルで7.43と7.53の好スコアを揃えて計14.96をマーク。同14.74のメイシー・キャラハンを下した。セミファイナルでもチャンピオンシップツアー(CT)サーファーのサリー・フィッツギボンズを倒し18歳のピックラムは、2戦連続でCTサーファーを破る大金星となった。
今季QS2勝目を挙げたピックラムは、「メイシーやサリーのようなCTサーファーとのサーフィンはとてもエキサイティングだった。ホームの観客の前で勝つことは最高だった」と地元でのジャイアントキリングに喜びを発していた。
一方の男子決勝は、開始後にジェイコブ・ウィルコックスが7.4をマークするライディングで主導権を握るも、元CTサーファーのバンティングが残り2分で7.9のハイスコアを記録して逆転優勝を飾った。
今季QS初勝利のバンティングは「すばらしいファイナルだった。ウィルコックスの出足が良かったので厳しい戦になるのは分かっていた」と、ウィルコックスとの決勝についてコメント。「最後の波は自分にうまくフィットした。エクセレントに近いスコアを出す必要があるとわかっていた。(昨年に続き)再びここで勝つことができてうれしいね」と激闘を振り返っていた。