ワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)開幕戦、ビラボン・プロ・パイプラインが日本時間6日にハワイ州オアフ島のバンザイパイプラインで男子最終日を迎えた。日本の五十嵐カノアは、クオーターファイナルでケリー・スレイター(アメリカ)に敗れ5位で今大会を終えた。
五十嵐は準々決勝ヒート1で、世界王者11度のスレイターとマッチアップ。過去3戦3勝と相性が良い相手だったが、6フィート(約180センチ)以上がセットで入るコンディションの中、計7.50と得点が伸びず。華麗なるチューブライディングを何度も披露して計14.17をマークしたレジェンドの前に屈した。
五十嵐をベスト8で下したスレイターは、そのままの勢いで頂点まで登りつめた。2月11日に50回目の誕生日を迎えるベテランは、セス・モニス(ハワイ)との決勝でも9.00、9.77とエクセレントを連発。衰え知らずの圧巻のパフォーマンスで、パイプでは2013年以来、CTでは2016年以来の優勝を飾った。