大原、五十嵐も優勝したVANS USオープンが今年は中止

ハンティントンビーチ、カリフォルニア/アメリカ(2020年6月15日) 

8月3日から9日までハンティントンビーチで開催が予定されていた2020 VANS USオープンが、コロナウイルスの世界的大流行の影響で中止になることが決まった。QS10000の本大会は2015年に大原洋人が優勝、2017年と2018年に五十嵐カノアが連覇するなど日本人選手に相性がいいイベントでもある。 

2017年のVANS USオープン決勝。五十嵐カノアがトーマス・エルメス(ブラジル)
と対戦した。

中止の決定は、ファン、アスリート、スタッフ、地元コミュニティの安全と健康を最優先に考え、注意深く考慮して下された。大会組織委員会は、来年に向けて参加者にはベストなコンディションを提供し、この世界最大級のアクションスポーツイベントを来年に再びハンティントンビーチで開催されることを心待ちにしている。 

VANSアメリカでマーケティング部門上級副社長を務めるカーリー・ゴメス氏は、「我々の使命はは、VANS USオープンで権威あるアクションスポーツコミュニティの体験を創出することです。( VANS USオープンは)私たちの素晴らしいネットワークを駆使しして出演するアーティストやアスリートを披露する唯一の環境です。2021年にこのイベントがハンティントンビーチに戻ってくることを楽しみにしています」とコメントした。 

また、本イベント主催のIMGでアクションスポーツ部門上級副社長のジェニファー・ラウ氏は、「VANS USオープンは、常に健康、面白さ、対話型環境を人々にもたらしてきました。しかし、今年はそういったものを犠牲せずに開催する方策がありませんでした。本イベントは、サーフィン、スケート、BMXファンなしでは成り立ちません。来夏にハンティントンビーチでワールドクラスのイベントを開催できるよう今まで以上にハードワークします」と、今年のイベント中止が苦渋の決断だったことを明かした。