現地14日、米国カリフォルニア州のロウア―トレッスルで開催されたWSLファイナルは、ガブリエル・メディーナ(ブラジル)とカリッサ・ムーア(ハワイ)の優勝で幕を閉じた。3度目の世界王者となったメディーナは、トム・カレン、アンディ・アイアン、ミック・ファニングといったレジェンドに肩を並べた。
今季のメディーナは自身のキャリアで最高のスタートを切った。男子チャンピオンシップツアー(CT)開幕から3戦連続でファイナルに進み、第3戦のナラビーン・クラシックと第5戦のロットネスト・サーチで優勝してランキングレースを優位に進めた。2014年に初めて世界王者に輝いた27歳のブラジリアンは、そこから2度目の戴冠を果たした2018年を含めて毎年ランキング5位以内に顔を出し、今最も安定しているサーファーといえる。
史上初のWSLファイナルを制したメディーナは「サーフィンで最も大きなゴールだった」と目標達成に破顔一笑。さらに、「毎日夢を達成できるわけではない。今日は自分にとって特別な日で一生忘れられない日になる。自分の子供たちにも教えてあげる」と喜びを爆発させ、「今年は厳しい1年でメンタル的にもチャレンジングだった。だからハードワークして忍耐もした。このタイトルを取るためにはたくさんサーフィンしなければならなかった」と激動の1年を振り返った。