ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)は現地13日、第7戦コロナ・オープン・メキシコが終了。先日に第8戦のタヒチ・プロの中止が発表されたため、これで今季のレギュラーシーズンが終わり、同9月9日からカリフォルニア州サンクレメンテのロウア―トレッセルズで行われるWSLファイナルの出場者が決定した。
今季から新設されたWSLファイナルに出場できるのは男女ともにランキング上位5人。7戦のうちベスト5戦がポイントになる。男子は、ガブリエル・メディーナ、イタロー・フェレイラ、フィリペ・トレドのブラジル勢がトップ3を独占。第7戦の5位入賞で4ランクアップさせたコナー・コフィン(アメリカ)が4位、CTルーキーのモーガン・シビリック(オーストラリア)が並み居る強敵を抑えて5位となり、頂上決戦への切符を手にした。なお、日本の五十嵐カノアは8位に終わり、残念ながらWSLファイナルへの出場は叶わなかった。
一方の女子は、東京五輪金メダリストのカリッサ・ムーア(アメリカ)が堂々の首位。以後は、タチアナ・ウェストン-ウェブ(ブラジル)、サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)、ステファニー・ギルモア(オーストラリア)、ジョアン・ディフェイ(フランス)が続き、各国の東京五輪代表組がトップ5に名を連ねた。
真の王者が決まるWSLファイナルのフォーマットは、下記の通り。
マッチ1:ランキング5位と同4位がトラディショナルヒートフォーマットで戦い、勝者がマッチ2へ。
マッチ2:マッチ1の勝者は同3位とトラディショナルヒートフォーマットで戦い、勝者がマッチ3へ。
マッチ3:マッチ2の勝者は、同2位とトラディショナルヒートフォーマットで戦い、勝者がタイトルマッチへ。
タイトルマッチ:マッチ3の勝者は、同1位とトラディショナルヒートフォーマットで3戦争う。先に2勝した方が、2021年シーズンのワールドチャンピオンになる。
【男子組み合わせ】
マッチ1:コナー・コフィン(4位)対モーガン・シビリック(5位)
マッチ2:フィリペ・トレド(3位)対マッチ1勝者
マッチ3:イタロー・フェレイラ(2位)対マッチ2勝者
タイトルマッチ:ガブリエル・メディーナ(1位)対マッチ3勝者
【女子組み合わせ】
マッチ1:ステファニー・ギルモア(4位)対ジョアン・ディフェイ(4位)
*同ポイントで同ランキング
マッチ2:サリー・フィッツギボンズ(3位)対マッチ1勝者
マッチ3:タチアナ・ウェストン-ウェブ(2位)対マッチ2勝者
タイトルマッチ:カリッサ・ムーア(1位)対マッチ3勝者