ワールドサーフリーグ(WSL)は現地1日、止まることが知らない新型コロナ感染症拡大の影響で、台湾のジンズンハーバーで12月4日から10日に予定されているWSLジュニアチャンピオンシップの中止を発表した。なお、今シーズンのリージョナルプロジュニアイベントのポイントは、次のシーズンのリージョナルランキングに繰り越される。これにより、2022年のWSLジュニアチャンピオンシップの有資格者が決まる。
「ジュニアアスリートの安全は最も重要であり、新型コロナウイルス感染症拡大のため、2021年のワールドジュニアチャンピオンシップをキャンセルすると決定しました」とツアーのSVP兼競技責任者のジェシー・マイリー・ダイヤーは中止の理由を説明した。
今回のキャンセルに伴い、WSLのツアーアンドコンペティション事務局では、プロジュニアツアーの年齢制限を現在の18歳以下から20歳以下に引き上げた。
「この変更のおかげで、若いサーファーはリージョナルのクオリファイングシリーズ(QS)に進む準備ができるまで、ジュニアレベルで競争を続けることができます」とマイリー・ダイアー氏はコメント。さらに、「新しい年齢制限は、今年のワールドジュニアチャンピオンを逃したサーファーや、ジュニアツアーに参加できなくなるサーファーに、2022年のワールドジュニアチャンピオンシップに出場するさらなる機会を与えます」と続けた。
ワールドジュニアチャンピオンシップは、世界を目指すジュニア世代にとっては重要な大会。日本勢にとっても縁が深く、2019年には、東京五輪銅メダリストの都筑有夢路が日本人初優勝を飾った。