ニューキャッスル、ニューサウスウェールズ州／オーストラリア（2021年2月6日）
ワールドサーフリーグ（WSL）は、チャンピオンシップツアー（CT）の次のレグのためにオーストラリアに戻ってくる。WSLはチャーター便で上陸し、検疫をシドニーで受けることをニューサウスウェールズ州政府から承認され、4月1日からスタートするオーストラリアレグ4つ目のイベントに、ニューサウスウェールズ州のニューキャッスルで開催すると発表した。WSLは引き続き州政府と協力して、他の3つのオーストラリアレグイベントの日付をアップデートしつつ、コロナウイルス感染症拡大により絶えず変化する情勢を注視していく。
WSLは、オーストラリアに入国するための政府のプロセスを厳守しており、ニューサウスウェールズ州政府と緊密に協力。すべての海外選手がシドニーに着陸するロサンゼルスのフライトに搭乗することで合意に達した。オーストラリアに到着すると、海外からの全アスリートとサポートスタッフは、14日間のホテル検疫を受けることが必須。一般コミュニティに参加してニューキャッスルでの競技の準備をする前には、公衆衛生当局から医療許可を得る必要がある。 さらにWSLは、連邦および州のガイダンスに従って、オーストラリアにおけるCT期間中の各イベントに対して安全衛生計画を実施する。 WSLの安全衛生計画には、ソーシャルディスタンスのチェック、体温チェック、イベントサイト全体に消毒ステーション設置などが含まれ、現場では最小人員でイベント実施にあたり、選手、スタッフ、ファンの安全のために細心の注意を払っていく。
35年以上のプロサーフィンの歴史を持つニューキャッスルのメレウェザービーチは、2021年にCTオーストラリアレグを立ち上げるのに最適な場所。メレウェザーのビーチブレイクピークとライトハンドのリーフは、マーク・リチャーズ、ルーク・イーガン、マット・ホイ、ライアン・カリナンなどのレジェンドを輩出。ニューキャッスルでは、現在のCTライバルであるケリー・スレーター、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、ジュリアン・ウィルソン、ヤゴ・ドラ、マリア・マニュエル、ブロント・マカーリー、ヨハネ・デファイなど、サーフィン界の大物がこの地のイベントで優勝している。
WSLAPACゼネラルマネージャーのアンドリュー・スタークは、「WSLは、ニューキャッスルでのワールドクラスのブレイクでCTのオーストラリアレグを開始することに興奮しています」とコメント。 さらに、「CTイベントの開催だけでなく、フライトの着陸に同意し、海外からの選手の検疫に対応してくれたニューサウスウェールズ州政府に心から感謝します。また、ニューキャッスル市の支援に非常に感謝しています。イベントを進めるために、イベントの実施において地元のコミュニティと協力することを楽しみにしています」と述べていた。
新たにオーストラリアレグに組み込まれたニューキャッスル・プロは、1991年以来、この場所で世界タイトルポイントが提供されるのは初めてだけでなく、1999年のマンリーでのコーラ・クラシック以来、ニューサウスウェールズ州で開催される最初の男女合同CTイベントでもある。
今シーズンのCTは、昨年12月のビラボン・パイプ・マスターズで開幕するも、2戦目サンセット・オープンと3戦目のサンタクルーズ・オープンはコロナウイルス感染症拡大の影響で中止。当初、4月1日からのオーストラリアレグでは、ベルズビーチ、マーガレットリバー、ゴールドコーストでの計3戦が予定されていたが、今回の決定で4戦目にニューキャッスル・プロが追加されることになった。