タヒチのタウポに正式決定! 2024年パリ五輪のサーフィン会場

2024年パリ五輪にサーフィンが正式決定され、会場は世界で最も困難な波の1つであるタヒチのタウポに決まった。

今回の決定は、1年前からオリンピック組織委員会が動き始め、3月に国際オリンピック委員会(IOC)によって承認された。この最新の正式発表は、世界で最も有名で荒々しい波の1つがパリから15,000km以上離れた場所でオリンピックサーフィンを開催するという決定が固まったことを意味する。 
 
「IOCが2024年パリ五輪にサーフィンを含めることを正式に承認したことを嬉しく思います。国際サーフィン連盟(ISA)の世界的なサーフィンスポーツへの取り組みに感謝したいと思います」とワールドサーフリーグ(WSL)の最高経営責任者(CEO)、エリク・ローガン氏は今回の決定を喜ぶ 。 

さらに、ローガンCEOは「サーフィンという競技にとって、そして特に世界最高のサーファーである我々のアスリートにとっても、素晴らしい機会です。東京とパリは、世界の舞台で彼らのプロフィールを成長させるための素晴らしい場所になるでしょう」と続けた。 

 
ISAのフェルナンド・アグエール会長は、「サーフィンは新時代のオリンピックに最適であり、タヒチを会場として五輪プログラムに私たちのスポーツを選択することは、パリ五輪の創造的で包括的な精神の証です」とコメントしている。 

伝えられるところによると、IOCは、開催都市から15,000キロほど遠く離れた場所で行われるサーフィン大会について懸念を示していたという。 オスゴールとビアリッツを含む他の4つのフランスのサーフタウンが候補地に挙がっていたが、南太平洋の魅力に抗うことができなかったようだ。 

重要なのは、男性と女性の両方がタウポで競うこと。WSLは2021年から女子チャンピオンシップツアー(CT)が競争することを発表し、最後にエリートレベルの女子の競技がタウポで行われたのは2006年だった。 

選手村は、現在の計画では、一時的なモジュラー住宅を持ち込むことであると報告されている。これらの施設は、イベント終了後に解体され、タヒチの他の地域で社会住宅として使用される。組織委員会は関係者や当局と密に連絡を取り、地域社会を促進する働きをする一方で、一部の地元住民が最近、手付かずのリーフブレイクで大会を主催することによる環境への影響について懸念を表明している。