ワールドサーフリーグ(WSL)の男女チャンピオンシップツアー(CT)第4戦、マーガレットリバー・プロが6日にオーストラリアの西オーストラリア州マーガレットリバーで行われた。男子の五十嵐カノアはラウンド16でマシュー・マクギルブライ(南アフリカ)と対戦するも、インターフェアの反則が響いて敗退となり、9位で今大会を終了した。
五十嵐は、ラウンド16ヒート6で24歳のCT新人マクギルブライとマッチアップ。今季初優勝を狙う五十嵐だったが、自身1本目でレギュラーの波をテイクオフしたところ、背後からマクギルブライもテイクオフしていたのに気づかず、優先権のない五十嵐にインターフェアのコールがされた。ルールによれば、反則と判定された波はカウントせず、さらにバックアップが半減と厳しい結果になる。それでも、五十嵐は果敢に攻め、自身5本目の波で7.83をマーク。その前に記録していた6.5のハーフスコア(3.25)を足して計11.08とするも、計12.77のマクギルブライを上回ることができずに敗退となった。勝負にたらればは禁物だが、インターフェアがなければ計14.33の五十嵐が勝利していただけに反則が勝負の行方を大きく左右する結果となった。
その他の男子の結果は、イタロー・フェレイラ(ブラジル)、ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)の新旧世界王者が順当にベスト8へ駒を進めたが、第3戦を制した現ランキング1位のガブリエル・メディーナ(ブラジル)が、同28位セス・モニス(ハワイ)に敗れる波乱が起きた。
一方、女子ではクオーターファイナルの4ヒートが行われ、ブロンテ・マコウレイ(オーストラリア)、タチアナ・ウェストン-ウェブ(ブラジル)、カリッサ・ムーア(ハワイ)、ステファニー・ギルモア(オーストラリア)の4人が準決勝に勝ち上がった。
なお、明日はコンテストがなく、ネクストコールはオーストラリア西部時間8日7時15分(日本時間同8時15分)。