東京五輪2020のフォーマットをISAが発表

国際サーフィン連盟(ISA)は先日、東京五輪2020から初めて正式競技として採用されるサーフィンの組み合わせ表とシード順を発表した。

東京五輪の男子サーフィンに出場できるのは20名。そのうち、ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)サーファーが10枠を占める。ガブリエル・メディーナとイタロー・フェレイラがブラジル代表、コロヘ・アンディーノとジョン・ジョン・フローレンスがアメリカ代表、オーエン・ライトとジュリアン・ウィルソンがオーストラリア代表、ミシェル・ブレスとジェレミー・フローレスフランス代表、ジョーディ・スミスが南アフリカ代表、そして日本代表の五十嵐カノア。

画像引用元:ISA
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さらに、2019パンアメリカンゲームズを通じて出場権を得たルカ・メシナス(ペルー)、2019ISAワールドサーフィンゲームズでフレデリコ・モライス(ポルトガル)、ラムジ・ブキアム(モロッコ)、村上舜(日本)、ビリー・ステアマンド(ニュージーランド)の4人を合わせた5人も暫定出場権を獲得している。残りの5枠は、5月29日から6月6日にエルサルバドルで開催予定の2021ワールドサーフィンゲームズ(WSG)で決定される。

一方の女子は、8枠がWSLのCTサーファーで決まっている。アメリカ代表がカリッサ・ムーアとカロライン・マークス、オーストラリア代表のステファニー・ギルモアとサリーフィッツギボンズ、ブラジル代表のタチアナ-ウェストン・ウェッブとシルバナ・リマ、フランス代表のジョアン・ディフェイ、コスタリカ代表のブリサ・ヘネシーの計8名。その他にも、2019パンアメリカンゲームズではダニエラ・ロサス(ペルー)が、2019ワールドサーフィンゲームズではビアンカ・ブイテンダグ(南アフリカ)、松田詩野(日本)、アナ・レリオール(イスラエル)、エラ・ウィリアムス(ニュージーランド)が五輪出場資格を得た。残りの7枠は、男子同様に2021WSGで決められる。

注目のフォーマットは、ラウンド1でCTサーファー2人とWSGないしパンアメリカンゲームズ2人の計4人によるマッチアップとなっている。WSLのISAへの取材によれば、シード順は2019年ランキングに基づいているという。故に、2019年5位だった五十嵐は、ラウンド1では、過去2度世界王者に輝き同6位だったジョン・ジョン・フローレンスと同ヒートで戦うことになり、大きな注目を集めることになるだろう。

ISAが発表したヒート表の画像によれば、ラウンド1で1位と2位がラウンド3へ進み、3位と4位がラウンド2へ回る。ラウンド2では5人によるヒートで行われ、下位2人が敗退となる。そしてラウンド3へは16人が進み、ここから決勝まではツーマンヒートで実施され、メダルを決定する。