WSLのQSが豪で開幕! ヘーゼルウッドとピックラムがともに初優勝

ワールドサーフリーグ(WSL)は、クオリファイングシリーズ(QS)が開幕。現地19日に、ニューサウスウェールズ州ブーメランビーチ(オーストラリア)でQS1000のグレート・レイクス・プロ男女決勝が行われ、男子はリーフ・ヘーゼルウッド(オーストラリア)が、女子はモリー・ピックラム(オーストラリア)が優勝した。

今大会でQS初優勝を達成して完全復活を果たした。2020年はヘーゼルウッドにとって、コロナウイルス感染症拡大の影響によるイベント中止と肩の故障で厳しいシーズンとなったが、今季はこれまで以上に強い決意で挑むと、本イベントではファイナルまでにヒートベストを3度記録。ジョーディ・ローラーとマッチアップした決勝では、両者は最後のホーンが鳴り響くまで波に乗り続け、しのぎを削った。

ヘーゼルウッドは「怪我とコロナ禍の後、ここまで長い道のりだったので、この勝利で今年を始めるのは素晴らしい気分だ。これからもこの調子を続けたいね」と喜びのコメント。さらに、「コンディションは本当に良かったと思う。各ヒートが始まる前に左にブレイクするのを見ていたので、ビデオを撮っているようにライディングをしたかった。素晴らしかったね」とプラン通りの勝利に頬を緩めた。

一方、女子を制したピックラムは、しばらくの間サーフィン界では鳴りを潜めていた存在だったが、この日のQS1000初勝利で一気に頭角を現した。18歳のナチュラルフッターは、最後にベストパフォーマンスを披露。ソフィー・マクロックとのファイナルでバックサイドのターンを連発して、今大会最高の計15.00を叩き出した。

「信じられないくらいうれしい。一生忘れない」と初勝利に感無量のピックラム。 「2018年のQCマルブラ大会で準優勝して以来、QSイベントに参加することを夢見ていました。この日の勝利で個人的な目標を達成したように感じます。コーチと一緒にここに滞在していて、ここにいる間は、戦略とヒートゲームプランに本当に一生懸命取り組んでくれました。今後のNSWプロサーフシリーズを待ちきれません」と連勝に向けて意気込んでいた。

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