都筑が日本女子25年ぶりのCT出場で勝ち上がり! 五十嵐もラウンド32へ CT第3戦

  • 4月 17, 2021
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ワールドサーフリーグ(WSL)の男女チャンピオンシップツアー(CT)第3戦、ナラビーン・クラシックが17日にオーストラリアのニューサウスウェールズ州で行われた。女子のシーディングラウンドでは、都筑有夢路が日本女子としては25年ぶりのCT出場。ヒート5で2位となり、次のラウンドへ勝ち上がった。また、男子では五十嵐カノアがヒート1に登場して2位となり、ラウンド32へ駒を進めた。

20歳の女子が歴史を作った。レイキー・ピーターソン(アメリカ)の故障により、ワイルドカード枠で1996年の小野里美之さん以来のCT参戦となった都筑。2020年はCTクオリファイが決まっていた都筑だったが、コロナ禍の影響でシーズン自体がまさかの中止となりCT参戦は幻となっていた。そして、ピーターソンの代役でつかんだ今季の第3戦。都筑は夢にまでCTの舞台で、キーリー・アンドリュー、イザベラ・ニコルズ(ともにオーストラリア)と同組でスタート。第2戦のニューキャッスル・カップで2位と3位でフィニッシュしたニコルズとアンドリューの前に残りおよそ3分まで3位に甘んじていたが、ここでレギュラーの波をつかんで今ヒート最高の4.83をマークして計8.60でトップに浮上。最後はアンドリューにかわされるも、見事2位となりシーディングラウンドを通過した。

NARRABEEN, AUS – APRIL 17: Kanoa Igarashi of Japan surfing in Heat 1 of Round 1 of the Rip Curl Narrabeen Classic presented by Corona on April 17, 2021 in Narrabeen, Australia. (Photo by Cait Miers/World Surf League via Getty Images)

一方、男子の五十嵐は、ヤゴ・ドラ(ブラジル)、コナー・オレアリー(オーストラリア)と同組でヒート1に登場。計9.97で同10.73のドラに次ぐ、2位となり次のラウンドへ歩を進めた。

なお、世界王者3度に輝いた男子のミック・ファニング(オーストラリア)が、ワイルドカード枠で3年ぶりのCT復帰。引退した2018年以来のCTでは、今季ランキングトップのイタロー・フェレイラ(ブラジル)、モーガン・シビリック(オーストラリア)とヒート6に登場するも3位となり、敗者復活戦から勝ち上がりを目指すことになった。

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