男子はM.ライト、女子はI.ニコルズが優勝 豪プレゲーム第2弾

ブースト・モバイルプロ・ゴールドコーストで優勝したI.ニコルズ(写真左)とM.ライト(写真右)(Photo by Kelly Cestari/World Surf League via Getty Images)

ワールドサーフリーグ(WSL)プレシーズンゲームのオーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィンのひとつであるブーストモバイル・プロ・ゴールドコーストの2日目が、オーストラリア東部時間7日(日本時間同日)に行われた。2日目は、残りの男子クオーターファイナル2ヒートと男女のセミファイナル、決勝までが争われ、男子はマイキー・ライトが、女子はイザベラ・ニコルズが優勝した。 

午前中までは、バレルを見つけることが困難だったこの日のコンデイション。サーファーたちはへとへとのチューブ祭りになると予測していたが、まもなくして、荒々しいエンドセクションでのターン、特にヒットバックが多いコンディションになった。 

優勝したM.ライト。(Photo by Cait Miers/World Surf League via Getty Images)

男子では、ライトがクオーターファイナルでコナー・オレアリーを下すと、セミファイナルではエクセレントの8.50を出すなど計13.83をマークしてウェイド・カーマイケルを撃破。そしてファイナルでは、1本目に6.00を出すと、2本目にはほぼ満点に近い9.83のハイスコアを記録して、リアム・オブライエンを退けた。昨年はチャンピオンシップツアー(CT)をケガの影響でシーズン途中から欠場したライトだったが、この日の勝利で再びCTで戦えることを証明した。「実際のところ、昨年の4月からカバリタ(9月に行われたツウィード・コースト・プロ)まで試合をしていなかった。また戻ってこられて興奮しているよ」と、ライトは優勝インタビューで話し、自身の復活に手ごたえを感じていた。 

優勝したI.ニコルズ。

一方、女子のニコルズは、セミファイナルで対戦相手のニッキ・ヴァン・ダイクのプレッシャーに苦しみながらも、0.34ポイント差の僅差で勝利すると、ファイナルでは、ソフィー・マクロックを下した。この日の勝利でオーストラリアン・グランドスラムの首位に立ったニコルズは、「最後のヒートはとても早く終わってしまったわ。再びコンテストができてハッピー」と喜びをかみしめていた。