ワールドサーフリーグ(WSL)の男女チャンピオンシップツアー(CT)第5戦、ロットネスト・サーチが16日にオーストラリアの西オーストラリア州ロットネストアイランドで行われた。都筑有夢路はラウンド16でコートニー・コンローグ(アメリカ)を撃破し、自身初のクオーターファイナルへ駒を進めた。一方、五十嵐カノアはラウンド32でコナー・オレアリー(オーストラリア)に敗れた。
都筑は、2015年、2016年に連続で世界2位に輝いた28歳のコンローグと最終ヒートで対戦した。1回戦でCTヒート2勝目を挙げて波に乗る都筑は、実力派のコンローグにも臆せず自らのライディングを披露。ラスト2分を切ったところでポイントは下回っていたが、ここで渾身のバックハンドのライディングを見せて、8.33のエクセレントスコアをマークする。ラウンド16のシングルライディングでは最高ポイントを記録した都筑が、見事な逆転勝利を飾った。
嬉しいCTヒート3勝目を挙げた20歳のライジングスターは、準々決勝のヒート4でランキング7位ジョアン・ディフェイ(フランス)と対戦する。ランキング7位の27歳はオーストラリアレグでは4戦連続クオーターファイナルに駒を進めている難敵だが、都筑は勝って自己最高位を更新したいところだ。
現在ランキング9位の五十嵐は、日本人の母を持つ同31位オレアリーとヒート16でマッチアップ。果敢に挑戦して12本の波に乗るも計12.33に終わり、計15.60のオレアリーにラウンド16進出を阻まれた。
その他の結果は、女子ではランキング3位ステファニー・ギルモア(オーストラリア)と同4位キャロライン・マークスが敗れる波乱が起きた。対する男子では、同1位と2位のガブリエル・メディーナ、イタロー・フェレイラ(ともにブラジル)が順当に勝ち上がる一方で、第4戦を制した同3位のフィリペ・トレド(ブラジル)はラウンド32で姿を消した。
ネクストコールは、オーストラリア西部時間21日7時15分(日本時間同6時15分)。