日本時間5月28日からインドネシアで実施されているワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)第6戦、クイックシルバー・プロ・Gランド。同4日に最終日が行われ、五十嵐カノアはクオーターファイナルで敗れて5位でフィニッシュした。
オープニングラウンドのヒート6では2位となり、エリミネーションラウンドに回ることを強いられた五十嵐。それでも、ここからジャクソン・ベイカー(オーストラリア)、ラウンド16でもサムエル・プポ(ブラジル)を次々と撃破した。そしてこの日行われた準々決勝では、CT第5戦を制して勢いあるがジャック・ロビンソン(オーストラリア)とマッチアップ。過去に2戦2勝と相性の良い相手だったが、2本の波で計11.47と思うようにポイントを伸ばせず、エクセレントを出すなど計14.17をマークしたロビンソンの前に涙を飲んだ。
なお、男子決勝は、フィリペ・トレド(ブラジル)と五十嵐をベスト8で下したロビンソンの2人が戦い、ロビンソンがブザービーターで7.00をマークして劇的な逆転勝利。ロビンソンは第5戦に続く連勝を飾った。
一方、女子のロキシー・プロ・Gランドは、ジョアン・ディフェイ(フランス)が、東京五輪金メダルのカリッサ・ムーアを下して今季初優勝を決めた。
第6戦を終わり、CTランキングが変動。男子は1位トレドに変化はないが、ロビンソンが3位に浮上。五十嵐も4位に順位を上げてファイナル出場圏内に入った。女子はムーアが順位を一つ上げて1位に躍り出て、第6戦を制したディフェイも8位から一気に3位へジャンプアップした。