バンザイパイプライン、ハワイ州オアフ島/アメリカ(2020年12月17日)
ワールドサーフリーグ(WSL)は、中断していたメンズの2021年チャンピオンシップツアー(CT)開幕戦のビラボン・パイプマスターを再開した。また、男子同様に中断していた女子CT開幕戦オアフ・プロも12月20日までの待機期間中にバンザイパイプラインで残りのヒートを行うことも発表された。
WSLのエリク・ローガン最高経営責任者(CEO)は、男女CTを同じ会場で開催することについて、「女性のCT大会がバンザイパイプラインで開催されるのは初めてのことです。ハワイでのサーフィンに、性別に隔たたりがないともたらすことを楽しみにしています」と、話している。
パイプラインでの大会3日目は、新しい北西のうねりが増え続ける予定。うねりは午後にピークに達し、きれいな2.4~3メートルのフェイスをもたらし、時折3.6メートルにも達するという。
WSL大会ディレクターのマーティ・トーマスは「今日は男子にとって丸一日の大会になるだろう」とこの日の見通しを予想。 「エリミネーションラウンド、ラウンド32、そしておそらくラウンド16で2回のヒートを行う予定」と続けた。
日本時間18日11時の時点でラウンド32まで終了。1回戦を勝ち上がっていた五十嵐カノアは、ヒート16に登場して計10.00をマーク。計9.00だったデイビッド・シルバ(ブラジル)を下して、次のラウンドへ進んだ。ラウンド16ではジェイソン・アンドレ(ブラジル)とマッチアップする。
なお、昨季王者のイタロー・フェレイラ(ブラジル)、世界王者に11度輝いたケリー・スレイター(アメリカ)、東京五輪の暫定代表ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)ら強豪が順当にラウンド16に駒を進めている。