「French Rendez-Vous of Surfing」が、23日にフランスのアングレットで行われる。この大会にはヨーロッパのベストタレントに加えて世界王者のイタロー・フェレイラや五十嵐カノアらも参加する。当日は、ビーチブレイクに加えて好天も予想されるので、1日ですべてのヒートが完結すると思われる。
世界チャンピオンが出場
本イベントでは、フェレイラがリーダージャージを着用する。世界チャンピオンは、先週にブラジルで開催されたプレイベントでは、エレクトリックなパフォーマンスで見事優勝を飾った。アングレットのビーチブレークも、フェレイラのサーフィンにマッチすること間違いない。つまり、優勝したいならば、世界王者を倒す必要がある。
タヒチ出身の選手も参加
ミシェル・ブーレ、カウイ・バースト、ヴァヒネ・フィエロの3人のタヒチアンが本大会に出場する。バーストは2度のヨーロッパジュニア王者に輝き、フィエロはワールドジュニア王者の座に就いた実績を持つ。また、ブーレも人生の大半をフランスのサーフシーンで楽しんでいる。彼らもこの大会で実力を発揮できる下地は整っている。
地元のヒーロー
昨年のクイックシルバープロ・フランスを制し、2017年のパイプマスターを制したフランスの英雄、ジェレミー・フローレスは、残念ながら足首の故障で出場できないが、代わりに多くのローカル選手が出場する。チャンピオンシップツアー(CT)ベテランのポウリーン・アドゥは、アングレットで生まれ育った。ラムジー・ブキアムは、10代の頃に家族とともにモロッコから移住して以来、アングレットに住んでいる。身長185センチのパワフルなグーフィーフッターは、今年の初頭にブラジルで開催されたクオリファイングシリーズ(QS)5000を優勝し、ここ3か月は地元で練習している。QSで10年間もまれてきたので、CTサーファーと同じフィールドで戦うことに恐れはないはずだ。
五十嵐らCTスター
世界王者、地元のヒーローに加えて、CTをにぎわすスター選手も出場する。五十嵐カノア、レオナルド・フィオラヴァンティ、フレデリコ・モライスなど。五十嵐は、すでに8月にサーフレンチで行われた大会でハイレベルなパフォーマンスを披露した。加えて、ポルトガルをホームにしているおかげで、ヨーロッパのビーチブレークにも精通している。それだけに、レベルの高いパフォーマンスが期待できる。五十嵐は、ラウンド1ヒート3でジョアン・ドゥル、アンディ・クリエールと対戦する。
なお、この大会の模様はWSL公式サイトで、日本時間23日14時30分から配信される予定となっている。
出場予定選手
【男子】
イタロー・フェレイラ(ブラジル)
五十嵐カノア(日本)
ミシェル・ブーレ(フランス)
レオナルド・フィオラヴァンティ(イタリア)
フレデリコ・モライス(ポルトガル)
ジョアン・ドゥル(フランス)
ガティエン・デライエ(フランス)
ヴァスコ・リベイロ(ポルトガル)
ラムジー・ブキアム(モロッコ)
マキシム・ハセノット(フランス)
アンディ・クリエール(スペイン)
カウリ・ヴァースト(フランス)
【女子】
ジョアンヌ・ディフェイ(フランス)
ポウリーン・アドゥ(フランス)
ヴァヒネ・フィエロ(フランス)
モード・ル・カー(フランス)
ヨランダ・ホプキンス(ポルトガル)
テッサ・タイセン(フランス)
カネル・ブラード(フランス)
テレサ・ボンンヴァロ(ポルトガル)
ナディア・エロスタルベ(スペイン)
アナット・レリオ(イスラエル)
レイチェル・プレスティ(ドイツ)
ジュリエット・ラコム(フランス)