ワールドサーフリーグ(WSL)のチャレンジャーシリーズ(CS)第2戦MEO・ヴィスラ・プロ・エリセイラの初日が現地3日にポルトガルのエリセイラで行われ、男子の1回戦にあたるラウンド96が実施された。大原洋人は、東京五輪金メダルのイタロー・フェレイラ(ブラジル)を同組で抑えてラウンドアップ。CS初戦のUSオープンで3位に輝いた五十嵐カノアも1位通過して幸先良いスタートを切った。その一方で、西修司、稲葉怜王、村上舜の3人は残念ながら敗退となった。
USオープンはラウンド24で敗れ、2000ポイントの獲得に終わっていた大原。来季のチャンピオンツアー(CT)にクオリファイされる12位までに残るには少しでも上の順位に入りポイントを積み上げる必要がある中、好スタートを切った。ヒート12に登場した大原は、東京五輪で2度後塵を拝したフェレイラらと同組。自身5本目の波で7.23をマークすると、続く6本目の波では8.40のエクセレントを記録した。計15.63で計14.80のフェレイラを上回り五輪のリベンジを果たした大原が1位通過を決め、2位のフェレイラとともにラウンド48へ勝ち上がった。
ヒート13に登場した五十嵐は、エクセレントの8.50を叩き出すと、バックアップも6.60をスコアして計15.10。貫録のライディングで次のラウンドへ駒を進めた。
ネクストコールは日本時間4日15時35分。