日本と豪の国旗を背負う27歳のオーストラリア人CTサーファー

  • 4月 14, 2021
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コナー・オレアリーの母、カラサワアケミが毎年オーストラリアの自宅から日本へ自分の息子を連れて行った時、まさか自分の息子がオーストラリアのベストサーファーの一人になるとは知る由もなかった。しかし、後から考えるとそれほど驚くことでもなかった。

日本人のアケミは、自身も長い間サーフィンの競技者だった。そして、その情熱がコナーにも引き継がれた。

シドニーからちょうど南に位置するクロヌラで育ったオレアリーは、日本の家族と友達から離れることはなかった。毎年日本で数か月過ごしては語学を学び、オーストラリアへの愛情と同じくらい日本の文化と深くつながっていたからだ。

2018年以来、3年ぶりにチャンピオンシップツアー(CT)に復帰したオレアリーは、新しいジャージで日本とのつながりを披露する。片方の袖には生まれ育ったオーストラリアの国旗が、もう片方の袖には日本の国旗がプリントされている。

「僕の母は日本人であり、日本の文化、人々と深くつながっている。特に日本のファンとはね」と、オーストラリアレグの初戦であるニューキャッスル・カップの初日のイベント前に話していたオレアリー。

「妻とも話したけど、考えれば考えるほど、日本を代表することはなんてクールなんだ。そして、そのことはとても自分の中で大きな部分を占めているのさ」と話し、さらに「僕はここで育ちずっと住んでいるので、オーストラリアは常に自分が代表する国です。でも、残りの半分は日本人さ」と日本への愛情を強調していた。

日本とオーストラリアの両国旗を背負うことは、彼がどれほど日本をどれほど誇りに思っているかを示す単なる一つの方法に過ぎない。

オレアリーのジャージの変更理由は、2017年のCTでのルーキーイヤー以来、経験を積んだオレアリーの心に浮かんだからだ。また、サーフィンへの愛情を教えてくれた母親へのオマージュでもある。

オレアリーは、日本語のスキルを上達させ、友人や家族と関係を続けるために日本で今後も毎年過ごそうとしている。27歳のオーストラリア人が、日豪の国旗をジャージの袖にプリントしているのは、自分の人生をどれだけ誇りに思っているかを全世界に示す方法の一つだ。 「多くの若い日本人アスリートに刺激を与えていきたい。限界はないのさ」。 日本とオーストラリアを代表するオレアリーの夢が尽きることはない。